2017年2月26日日曜日

続・Senfer UEs

とは言っても今回は写真はありませんし、そもそも主役はSenfer UEsではありません。
今回のお話はMP3プレーヤー直結でヘッドフォンの音質を比較するのは良くないと気づいたための訂正です。
マニアの皆様には当然のことだと思うのですが、アンプ有り無しでかなり音が変わります。理由は考えてみれば簡単でインピーダンスのマッチングによって周波数特性に違いが出ているためと思います。したがって、想定されている出力インピーダンスでヘッドフォン出力を出してやらなければ想定した音質では出ていないと思います。一方でこれがアンプの相性や好き嫌いにつながっているような気がします。
ここまで音質が大きく変わるとは思っていなかったのでちょっとなめてました。

ということで、 ER-4Sはやっぱりいい音がするのと、Senfer UEsの中広域は思ったほど悪くはない気がします。ただもちろん基本的な傾向は前回の感想がそのまま残っていますが、どちらかが明らかに悪いというレベルには当然なく、ER-4SとSenfer UEsは気分によって聞き分けたいレベルの違いになりました。

ということで、前フリの前フリはここまでにして、何を言いたいかと言うと、今更ながらDigifiのNo.22号を買ってしまったというお話です(^^;)。DAP直結と比べてどんな音がするのが今から楽しみです。

2017年2月19日日曜日

最近お気に入りのハンダゴテ

私はハンダゴテといえば、
・電気
・ガス
・電池
と各種持っているのですが、その数、・・・正確に数えたことはないですが15個ぐらいはあるような気がします。中でも今一番お気に入りなのがこれ。
まあ中国製ですが、値段は送料込み1200円程度です。T12シリーズというヒーター内蔵のコテ先を使うんですが、標準ではナイフ形のものがついているので別途D型(両面がカットしてある)を好んで使っています。
当然これも中国製です(^^;)。もっとも本物は白光製なんですが、趣味で使うには全く問題ありません。とは言え、2017/1/29というポストイットが貼ってあるものは数日も使わないうちに壊れました。あまりにひどいようならちゃんとした製品を買おうと思っているのですが、最近怖いのは本当に正規品かどうかの区別がつかないところですよね。

もちろん一発でわかる指標としては値段があるんですが、あくどい業者は偽物を正規品の価格で売ったりしているような気がします。中国製だと1本送料込み400円以下で、白光e-shopの正規品は1本送料別1500円程度、Amazonなんかの正規品らしきものは送料別1000円程度です。

私なんかは結構通販を利用するんですが、騙されるくらいなら最初から中国製とわかっている安い製品を買おう、という心理が働くことがあるので、メーカーはなんとかしたほうがいいかもしれません。この値段が3種類あるのが良くないと思うんです。まあ、メーカー直営店が通常の流通価格で流すわけにもいかないところもあるので難しいとは思うのですが・・・。

で、話を戻しまして、このコテは電源として汎用のACアダプターを使います。
これは近所にある中古屋で300円程度で買ってきたものです。なかなかないんですが、ポイントは24Vで駆動させるところですね。コテの定格は24V*3A=72Wですが、2A品でも使っている限りは十分な性能を発揮していると思います。

このコテの利点は、
・温度調整可能。
・立ち上がりがすごく早い。30秒かからない。
・熱を食われる場所にもこれ一本で使える。
という点ですが、難点があるとすれば、温度調整ダイヤルの値がめちゃくちゃということです(笑)。ってことで素人にはおすすめできないコテなんですが、それをわかって使える人には最高のコテだと思います。

ちなみに私はコテ先の温度を測定する道具も持っていて、それで確認しています。ちなみにそれも中国製なので(^^;)、ちゃんとした白光製のFX-888Dの小手先温度が正しいと仮定して、それで中国製の温度計がコテ先を測るものとしてそれなりに正しいことを確認して、この今回ご紹介しているコテ先の温度を調整しています(笑)。FX-888Dもいいコテなんですが、さっとだしてさっと使うのが面倒なんですよね。

あと白光製のハンダ吸い取り器FR-300も持っていますが、また別の機会に・・・。このハンダ吸い取り器は趣味で使うだけなら最強だと思います。

ということで、本当はDigisparkの偽物でOLED液晶を付けるネタをかきたかったんですが、どうも気分が乗らないのでハンダコテの紹介なんかしてみました。
なんでそんなことをやっているかというと、これと電流測定用の基板を組み合わせて電流を正確にはかるジグを作ろうと思っているのです。まあ、いつになるのかわかりませんが・・・。

2017年2月11日土曜日

Senfer UEs

まあ、のっけからですが、これが私のSenfer UEsです(^^;)。
なんでこんなことになっているかというと、装着感がイマイチだったからです。どうでもいい話だとは思うんですが、人の耳をまじまじと見たことはないのであれですが、私の耳孔は頭部側面に垂直になっていると思います。もちろん奥に行けば曲がっているのですが、Senfer UEsはケーブルの引き出し口と軸が斜めについているので装着感が悪かったのです。

なかなか言葉では説明しづらいのですが、結果としてこうなりました。
あまり画像がきれいではないですが、軸と垂直にコネクタをつけ直しました。結構いい感じです。

具体的には一枚目の写真のようにカバーを外すんですが、このカバーは接着剤でついているだけなので温めれば結構かんたんに外れます。私の場合にはハンダ溶解用のブロアーがあるので、120℃ぐらいにしてカバーの周りをさっと温めることで接着剤がゆるくなって、1枚めの写真のごとくかんたんにカバーが外れます。

で、コネクタも接着剤で接着されているので、ここも温めてコネクタを外し、さらに中の位置決め用の出っ張りも潔くカットして、ご覧の通りプラリペアで固めてもとに戻して終了です。

ちゃんと解説したほうがいいとは思うのですが、意外にポイントポイントで写真を取るのがめんどうなんですよね(笑)。

で、肝心の音ですが、私のリファレンス機は
・Etymotic Research ER-4S
AKG K702
・Kenwood KH-K1000
ということをふまえて言うと、K702やKH-K1000にはやはり及ばないと思いますが、ER-4Sには低音という要素を考えると、個人的な好みでUEsの方が勝っている気がします。ただ、ER-4Sにくらべて低音が出るところは非常に高評価なのですが、UEsは中広域がじゃっかん凹んでいる感じで女性ボーカルの艶やかさが少し負けていると思います。でも、だからといって聞くのをやめた!となるようなレベルではないです。

もう少し中広域が出ればいいとは思いますが、電車通勤用ヘッドフォンとして活用するにはまったくもんだいありません。というか贅沢です。買値がケーブル込み4000円であることを考えると大健闘だと思います。この手のヘッドホンは装着方法で音質に天と地ほどの差が出るので、カナルに慣れていない人は注意が必要だと思います。評価が低い人は装着状態に問題があるのかもしれません。

カナルに慣れていて、ちゃんと装着できる環境があればおすすめします(^^;)。ちなみに、改造する前までの私のUEsの評価は値段よりちょっといいかな、程度でした(笑)。やっぱりこの形はフィットするしないの差がでかいよなあ・・・。

MUIX IX1000も結構聞いてみましたが、あれは低音が出過ぎで高域が出ていなくて個人的には全くだめでした。まあ、これは値段がかなり安いことを考えると比較するのもどうかとは思います。もちろん、UEsも私のリファレンス機と比較するのはおかしいですけどね(^^;)。

ということで私のUEsの評価としては最近のヘッドフォン事情からすると、結構満足しています。UEsが巷で評判が良かったのも納得です。

最後にもう一枚写真をアップしておきます。
使っているケースは100円ショップのものですが、これは内部が広くて潰れないのが気に入っています。私はイヤーチップは自作の低反発のフォームタイプを使っているので、押し付けられると変形してもとに戻るまでに時間がかかって装着感が悪くなるんですよ。

ちなみにこの最後の写真は久々に出してきた、コニカミノルタのα Sweet Digitalで撮りました。このカメラを使っているのはお金がないのもありますが(笑)、出してくる絵が結構気に入ってます。なんかレンズがまた欲しくなってきました(笑)。

ちなみに外部への漏れは全く問題ないと思います。これで漏れたら絶対難聴レベルで聞いていると思います。遮音性はER-4Sには及ばないです。あっちも同じ材質のイヤーチップを使っていますがER-4Sは結構耳の奥まで刺さってますから(^^;)。ほんと、もう少し中広域が持ち上がっていたらなあ・・・。